ツールド壱岐

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島入り前日にトラブルで左シフター破損。FD動かなくなったので壱岐はアウター固定かーと思ってたところ、島入り当日の朝にRDまで動かなくなってしまう。

大急ぎで貸してくれる人を募り、なんとかチームメイトの古澤さんからレンタルできることに。拡散いただいた皆さん、貸していただいた古澤さん、本当に本当にありがとうございました。

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前日はうどん食べて早めに就寝。7時ごろ起きるつもりが習慣からか4時半に起床してしまったので、のんびり準備して勝負所の試走に行くことに。ばったりVCのかずまろくんと出会したので一緒にコースを確認する。

試走、受付を終えて参加される方に挨拶した後、8:50からレーススタート。

パレードを終えた直後の登りでVC勢がペースを上げて集団の古い落としにかかる。かずまろくん踏みすぎたのかちょっと抜け出す感じになっちゃったので、自分が単騎で抜け出さない程度にじわっと踏んで吸収。下り区間へ。単発のアタックはあるがいずれも決まらず、レース3分の1消化したくらいでVCかずまろくん、GINRIN凪乙くん含む4名逃げ。ラインレースでタイム差を教えてくれるモトもおらず、リスク回避のために視界には捉えられる範囲で逃げとの差をキープしておきたいので集団牽引に入るが、残ったVC勢で徹底的にブロック、個人参加の皆さんは人数揃えてるんだからGINRINが追ってくれるんでしょ?ないつもの雰囲気…人数いるだけで個人戦なんだけどね。

勝負がかかってる場面でもないレース中盤でそこまであからさまなブロックをするのはいかがなものかと、アマチュアのレースで人数揃えてるチームがそれやっちゃうと、レースそのものになんの展開もなくなってちょっと白けてしまうと個人的には思うんですよ。賛否あるかもだけど。GINRINだって凪乙くん乗ってるわけだし。

なので、VC勢には牽かないのはわかったから、後ろに下がってくれよと、ローテの邪魔はしないでくれと交渉(レース中だったから言い方キツかったかも)するも、お前らだってHSRでやってるじゃねーか!と怒鳴られてしまう。※後でちゃんと和解しました。

誤解のないようここで記載しておくと、スパークル大分みたいなプロチームが人数揃えて得意の平坦コースでチーム戦仕掛けてくる時.ハンデとして1年前に一度だけ自分もそういう動きをさせてもらったことあったけど、アマチュアのレースではもうそういうのはやめようと、最近チーム内でも話してます。ただ、他所から見るとそんなの分かるわけなくて、自分の事棚に上げてるように見えるだろうから怒る気にもなるかと。その場は一旦謝りつつ、これ以上使われるのも癪だったので倉本建設の登りでペース上げてとりあえず吸収しておく。

落車なく下り終えて猿岩の登り。VC秋好君が淡々とペースを刻むので合わせて登り、テクニカルなダウンヒル区間へ。秋好くんがやや抜け出し、集団の方ではGINRINウネくんがオーバーランで遅れたのを自分が確認したので、コンクリ坂までにペースアップを図る。

恐らくコンクリ坂麓でウネくんは脚使って集団に合流(最後尾)。秋好くんはここで吸収したので、コンクリ坂はそこまでペース上がらず淡々とこなすが、脚使って追いついてきたウネくんがもう一度踏み込んでコンクリ坂を先頭でクリアしてダウンヒルへ(アタックではないので自分のペースで下りたかったんだろう)。この時のコンクリ坂、本気で踏んでペースアップしてた方がウネくん的には嫌だっただろうな。守りに入ってしまった。

ウネくんに合わせて踏んだ自分とウネくんが2人抜け出す形になり、このまま2人で行くぞ!と発破をかける。

実はこのシチュエーションはいくつか想定してた理想の状況の一つでもあり、緩い下りの区間でウネくんと2人で出来るだけ集団から離れた状態を作った後で、自分が優位に立てるダウンヒルでアタックすると、自分の脚を使わずにウネくんをゴール直前で宙ぶらりんの状況にすることができる。

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この状況に持っていけると勝率もグッと上がり、ウネくんは追うにしても脚を使うし集団に戻っても逃げ切られるリスクを取ることになる。

ただ、ウネくんは賢いのでそれも読まれており、狭い下り区間に入る直前に踏み込んで前に入られてしまい、アタック潰した上で集団に吸収、15名ほどの集団で最後の平坦をこなした後ゴールへ続く登坂へ。

ゴールスプリント勝負の理想は牽制でスローペースに距離を消化し、ラスト200mの初速勝負が勝ち筋だか、500m手前からここまで鳴りを潜めていた最速店長の岩島啓太選手が絶妙なタイミングでアタック!誰が追う!?と瞬時に周りを確認すると、なんとウネくんが追走!即反応して番手をとる。理想の初速勝負にはならなかったけど、自分的にはかなり美味しい展開。

岩島選手を捕まえてそのままスプリント開始。今年は勝てる!と全力で踏み抜いたが、ウネくんが上手で刺し切ることができず、そのまま2着でゴール。ゴール後は悔しすぎてしばらく放心…

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f:id:kmtk785:20230605112911j:imageチーム優勝

得意なコースで2年連続同じように負ける、というのが心底悔しいが、逆に言うと、これだけ熱くなれる相手が同じチームにいる、というのはすごく幸せなことなのかも。いいライバルだと思ってます(中々勝てねーけど)

再来週はいよいよニセコクラシック。落ち込んでばかりもいられないので切り替えて、次こそ笑顔で帰ってきます。