ニセコクラシック

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レース1週間前、トレーニング中に臀筋の側部からバチン!と、吐き気を催すほどの強烈な痛みが走り、全くペダリングできなくなってしまう。

今まで自転車に乗っていて痛みが出た経験はなかったが、きっかけに心当たりはある。

実は2週間前の壱岐2日前、雨天走行中に滑って落車したのがきっかけで股関節付近に打撲があり、我慢して無理矢理ペダリングしていたせいで違う箇所痛めたのかな、と。

ここまでニセコに向けて準備してきて完走できない、もしくは出走すらできないのは悲しすぎるので、そこから3日間はがっつり強度を落とし、氷嚢でしっかりアイシングしてなんとか走れる形にならないかと試みる。痛みが出るまでの距離が10kmから20、30kmと徐々に改善はしつつ、一度痛みが出るとあまりの強烈さに立っていられなくなる。仕方がないので臀筋をあまり使わないポジションへ変更するべく、大会直前にサドルを高く、前乗りにセッティング。前腿をメインで使うポジションに。痛めた箇所に違和感はありつつ火曜日に80kmはなんとか走れたので、本番はこのポジションで行くことに。

レース前日は同行する岩男さんと福岡空港で合流。新千歳空港からレンタカーで2時間半で会場着。会場に森本さんがいらっしゃったのでご挨拶。

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その後は車で試走、夕食、入浴、翌日の準備を済ませ23時半就寝。意外と繊細なのか慣れない環境で全く眠れず1時起床(笑)二度寝できないかチャレンジするも全く眠れる気配ないので、起床予定時刻だった午前3時まで昨年コースを走った方の車載動画を見て予習することに。

午前3時からぼちぼち朝食を済ませ、5時過ぎには会場入り。北海道は日の出時刻が早いらしく、朝4時ごろにはすでに外が明るくなり始めてた。

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会場で見知った方々に挨拶を済ませ、6時15分からパレードスタート。パレード区間は先導車に従って進むが、時速20kmで固定してるっぽくて、登りはやや早く下りはめちゃくちゃブレーキかけながら進む感じ。かなりの人数がいるので誰か突っ込むだろうなーと思ってたら案の定パレード中に落車があったみたい。アーティファクトの石井さんは集団走行めちゃくちゃ上手くて一瞬で先頭まで上がってたな。

7kmくらい?のパレードを終えてリアルスタート。自分は割と後方まで下がっていたが、最初の大きな登りがある神仙沼までにポジション上げとけばいいだろうと、周りにどんなヤバい人がいても回避できるような安全マージンをとりながら、最初の危険区間の下りをこなす。最高速度は85km/hでした。

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30kn地点 神仙沼の登り口では20番程度までポジション上げて30分の登坂へ。アーティファクト石井さん含む5名程度が抜け出してた様だが集団に動きはなく、SSTにも満たない程度で粛々と登坂をこなす。聞いてた通りここではまだイージーだなと思ってたら頂上手前で軽く前腿を攣る。まじでか。

ここでは誰も自分の事など警戒していないだろうけど弱みは悟られたくなく、ポーカーフェイスを貫いて神仙沼をクリア。ダウンヒルをこなして恐らく平坦区間で石井さんグループ吸収。コーナー後の立ち上がりで雑に踏み込むとまた攣った。

その後何度か軽度な攣りを繰り返して勝負どころの新見の登りへ。11分の登りのうち7分6倍弱で突っ込み集団は15名程度まで絞られる。有力どころも含めてここでかなり遅れていた様だが、後半斜度が緩むと同時にメイン集団のペースも緩み、一度千切れたメンバーも複数名復帰。集団からは超強豪ヒルクライマーな佐々木選手、田中選手が抜け出していたが、登りでは絶対に敵わないので見送って集団で追いかけるルートを選択。実はこの時、かなり前の地点からぱやおさんと元プロの小出選手が逃げていたらしく、佐々木選手と田中選手は逃げではなく追走だったみたい。全然レース見えてませんでした。

残った集団の方も脚がある人は限られており、ローテーションはぎくしゃく。北海道の牧野選手、平口選手が積極的で印象に残ってる。

回せる人だけ前に上がってくれ!と声掛け。言ってる手前自分が引かないわけには行かないのでバキバキに攣ってる脚を無理矢理回して自分も先頭へ。

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この時はまだ痛みに耐えつつなんとか前に出られたが、ラスト15kmはかなり限界を迎えており、自分も回れなくなってくる。なんなら下りの外脚荷重で踏ん張っただけで攣ってしまい、次のコーナーまでにペダルを回す度に激痛が走る。

ダンシングした瞬間に両脚攣って倒れそうになりながら持ち直し、その後もたびたび訪れる登り返しの度に何度も何度も攣り続け、このまま走り続けると肉離れになる可能性があるなと考えつつ、今日のために今まで頑張ってきたのにこんなところで終わってたまるかと、今日身体が壊れてしばらく走れなくなってもいいという執念でペダルを回し続ける。

徐々に人数が減っていく集団。牧野選手と、優勝した高校生の佐藤選手が恐らく下りで抜け出して追走していた様だが、痛みに堪えるのに必死でそれすら気づいていなかった。

ラスト4km。もう逃げを捕まえるのは恐らく難しく、依然3位争いの集団だと思ってる自分はなんとかこの集団の頭をとってやろうと、集団前方に位置取りしつつローテーションには加わらず。平口選手を中心にペースを上げたがる選手が数名いたので、もしかしたら逃げ集団が目視できてたのかもしれない。(85kmの選手とごっちゃになって自分には全く見えていなかったが)もしそうだとしたら悪いことしたな。できればモトバイクには逃げ集団だけにではなく、メイン集団にも人数とタイムギャップを伝えてほしい。

ラスト300m。左折して登りスプリント開始。

六本木の木村選手と最後まで横並びでもがきあうが、ラスト10mで本当に燃え尽きてしまい脚がぴたりと止まる。後ろからズブズブと抜かれながらゴール。

ゴール後、ペダルが回せないのでバイクを降りてしばらく放心。痛みとか悔しさとか安堵感とか、いろんな感情が溢れてくる。

f:id:kmtk785:20230619165842j:image※カメラの位置分かってんのかってくらい映り込んでくるな。

年代別11位。総合では映像見る限り恐らく15位前後か。

優勝はなんと高校生の佐藤くん。実は彼とは3月に鹿児島であったJBCFの肝付ロードの時に一度戦っていて、彼が1位、自分が2位。その時からいずれ有名になると思ってけど、まさかこんなにすぐにビッグタイトルを獲るとは。本当にすごいな。

自分としては求めていた結果は得られず、積極的に動いたわけでもなく、全くレース展開も見えておらず、反省だらけの苦いレースになってしまったが、一度レースをメイン集団で最後まで走った経験は来年以降のレースに必ずプラスに作用するので、前向きに考えると収穫はあった。あと、痛みに耐える精神力は鍛えられました(笑)沖縄の時は落車で終わって何も得られなかったからね。

ここ数年、脚を攣るなんてことは経験してなかったが、ニセコは本当に辛いレースだった。自分には前乗りのポジションは合わないみたい。かと言って前のポジションのままだと恐らく完走すらできてないので、選択肢なんて元からなかったのだけど。

世界選手権参加資格のメダルを受け取ってf:id:kmtk785:20230619165605j:image

その後洞爺湖まで観光がてら岩男さんとドライブ。f:id:kmtk785:20230619165908j:image

翌日早朝は前日のレースで大活躍したぱやおさん、ACTIVIKEにっしーさんと羊蹄山周りをサイクリング。f:id:kmtk785:20230619165858j:imagef:id:kmtk785:20230619165830j:imagef:id:kmtk785:20230619165834j:image

レース結果以外は大満足の北海道旅行でした。

ニセコが終わったらしばらく休もうと思っていたけど、逆に火がついた。絶対に、絶対に来年もう一度チャレンジします。でも怪我治るまではひとまずゆっくりしよう。

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YouTube観て応援してくれてた甥っ子が可愛すぎた。不甲斐ない叔父でごめんよ…

 

レース動画

https://youtube.com/live/3d2ZzhC-7E0?feature=share7

ツールド壱岐

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島入り前日にトラブルで左シフター破損。FD動かなくなったので壱岐はアウター固定かーと思ってたところ、島入り当日の朝にRDまで動かなくなってしまう。

大急ぎで貸してくれる人を募り、なんとかチームメイトの古澤さんからレンタルできることに。拡散いただいた皆さん、貸していただいた古澤さん、本当に本当にありがとうございました。

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前日はうどん食べて早めに就寝。7時ごろ起きるつもりが習慣からか4時半に起床してしまったので、のんびり準備して勝負所の試走に行くことに。ばったりVCのかずまろくんと出会したので一緒にコースを確認する。

試走、受付を終えて参加される方に挨拶した後、8:50からレーススタート。

パレードを終えた直後の登りでVC勢がペースを上げて集団の古い落としにかかる。かずまろくん踏みすぎたのかちょっと抜け出す感じになっちゃったので、自分が単騎で抜け出さない程度にじわっと踏んで吸収。下り区間へ。単発のアタックはあるがいずれも決まらず、レース3分の1消化したくらいでVCかずまろくん、GINRIN凪乙くん含む4名逃げ。ラインレースでタイム差を教えてくれるモトもおらず、リスク回避のために視界には捉えられる範囲で逃げとの差をキープしておきたいので集団牽引に入るが、残ったVC勢で徹底的にブロック、個人参加の皆さんは人数揃えてるんだからGINRINが追ってくれるんでしょ?ないつもの雰囲気…人数いるだけで個人戦なんだけどね。

勝負がかかってる場面でもないレース中盤でそこまであからさまなブロックをするのはいかがなものかと、アマチュアのレースで人数揃えてるチームがそれやっちゃうと、レースそのものになんの展開もなくなってちょっと白けてしまうと個人的には思うんですよ。賛否あるかもだけど。GINRINだって凪乙くん乗ってるわけだし。

なので、VC勢には牽かないのはわかったから、後ろに下がってくれよと、ローテの邪魔はしないでくれと交渉(レース中だったから言い方キツかったかも)するも、お前らだってHSRでやってるじゃねーか!と怒鳴られてしまう。※後でちゃんと和解しました。

誤解のないようここで記載しておくと、スパークル大分みたいなプロチームが人数揃えて得意の平坦コースでチーム戦仕掛けてくる時.ハンデとして1年前に一度だけ自分もそういう動きをさせてもらったことあったけど、アマチュアのレースではもうそういうのはやめようと、最近チーム内でも話してます。ただ、他所から見るとそんなの分かるわけなくて、自分の事棚に上げてるように見えるだろうから怒る気にもなるかと。その場は一旦謝りつつ、これ以上使われるのも癪だったので倉本建設の登りでペース上げてとりあえず吸収しておく。

落車なく下り終えて猿岩の登り。VC秋好君が淡々とペースを刻むので合わせて登り、テクニカルなダウンヒル区間へ。秋好くんがやや抜け出し、集団の方ではGINRINウネくんがオーバーランで遅れたのを自分が確認したので、コンクリ坂までにペースアップを図る。

恐らくコンクリ坂麓でウネくんは脚使って集団に合流(最後尾)。秋好くんはここで吸収したので、コンクリ坂はそこまでペース上がらず淡々とこなすが、脚使って追いついてきたウネくんがもう一度踏み込んでコンクリ坂を先頭でクリアしてダウンヒルへ(アタックではないので自分のペースで下りたかったんだろう)。この時のコンクリ坂、本気で踏んでペースアップしてた方がウネくん的には嫌だっただろうな。守りに入ってしまった。

ウネくんに合わせて踏んだ自分とウネくんが2人抜け出す形になり、このまま2人で行くぞ!と発破をかける。

実はこのシチュエーションはいくつか想定してた理想の状況の一つでもあり、緩い下りの区間でウネくんと2人で出来るだけ集団から離れた状態を作った後で、自分が優位に立てるダウンヒルでアタックすると、自分の脚を使わずにウネくんをゴール直前で宙ぶらりんの状況にすることができる。

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この状況に持っていけると勝率もグッと上がり、ウネくんは追うにしても脚を使うし集団に戻っても逃げ切られるリスクを取ることになる。

ただ、ウネくんは賢いのでそれも読まれており、狭い下り区間に入る直前に踏み込んで前に入られてしまい、アタック潰した上で集団に吸収、15名ほどの集団で最後の平坦をこなした後ゴールへ続く登坂へ。

ゴールスプリント勝負の理想は牽制でスローペースに距離を消化し、ラスト200mの初速勝負が勝ち筋だか、500m手前からここまで鳴りを潜めていた最速店長の岩島啓太選手が絶妙なタイミングでアタック!誰が追う!?と瞬時に周りを確認すると、なんとウネくんが追走!即反応して番手をとる。理想の初速勝負にはならなかったけど、自分的にはかなり美味しい展開。

岩島選手を捕まえてそのままスプリント開始。今年は勝てる!と全力で踏み抜いたが、ウネくんが上手で刺し切ることができず、そのまま2着でゴール。ゴール後は悔しすぎてしばらく放心…

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f:id:kmtk785:20230605112911j:imageチーム優勝

得意なコースで2年連続同じように負ける、というのが心底悔しいが、逆に言うと、これだけ熱くなれる相手が同じチームにいる、というのはすごく幸せなことなのかも。いいライバルだと思ってます(中々勝てねーけど)

再来週はいよいよニセコクラシック。落ち込んでばかりもいられないので切り替えて、次こそ笑顔で帰ってきます。

県選手権

f:id:kmtk785:20230528134324j:imageサムネ

高校生いっぱい、出走70名くらいで、レース初じめての子も多数と聞いており、カオスな予感がするレース。ど平坦のスピードコースでRのきついコーナーが2箇所あるので、まずは集団前方に位地取って落車回避に専念する。

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14:00 なんか時間押してるようで雑にレーススタート(笑)

スタートと同時に先頭で踏み出してる選手が数名いたので初っ端から集団縦長に。ある程度落ち着いたところからアタックが散見されるが、序盤はみんな元気だからなかなか決まらず、たしか10周程度は大きな集団のまま進行(25周のレース)。自分もちょいちょいコーナリングから仕掛けてみるが決定的には決まらない。

10周目。さこまさんのアタックをきっかけにVCの池田くん含めた4名が先行。これは決まるやつなんで自分もブリッジ、最終的に8名の逃げ集団形成。この逃げが完全に決まったので8名での勝負。

ちなみに、誰が逃げているかよりも集団に残ってる人で追走した時に誰が頼りになるか?を考えた方が勝ち逃げになるかそうでないかの正確な判断ができる気がする。

f:id:kmtk785:20230528134420j:image※こっち見んな。

8名でスプリントかなーと思ったけど、せっかくなら勝ちたいしHSRみたいなコースのスプリントは自分にとってはちょっとリスクあるので消耗戦に持ち込みたいなと思ってたところ、VC池田くんも同じ考えのようで繰り返しアタックしてくる。ので、自分はコーナリングアタックと池田くんのアタックに対するカウンターアタックで逃げ7名の脚を削りにいく。

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こんな感じで綺麗にローテーションしてたわけではないので、後ろの集団は本気で追えば多分追いつけたんじゃないかと思う。カテゴリーが違うから関係ない的な考えは、特に若い選手にはあんまり持ってほしくないな…せっかく一緒のレース走ってるわけだし。

最終周回。池田くんがアタックしようとする仕草を一瞬みせてみんなが追走する準備をするが、その様子を察したのか結局踏み込まなかった。ふわっとした空気が流れた瞬間に今度は自分が本気でアタック。追い風に乗って一気に突き放す。

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追い風区間で5秒、コーナリングでさらに2秒ほどマージンを作り、ゴールまでの向かい風区間は頑張って踏み抜いて逃げ切り勝利。追走は池田くんが一本引きで牽いてきたらしく、さこまさんが捲ってGINRINワンツーフィニッシュ!

f:id:kmtk785:20230528134748j:image逃げ切り確信。

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狙ってる壱岐ニセコ前にいいイメージが持てたので、トレーニングボリューム少し落としてでも参加してよかった。

来週の壱岐も頑張ります。

九チャレ

f:id:kmtk785:20230417105616j:imagePhoto by yarii

直前まで2週間東京出張行ってたため調子不明。自転車乗ってはいたけど高強度の練習はできていないためどうなるか…

14:00レーススタート

スタートしてしばらくは様子見。

2週目だったかな?津末のサルマ選手、VC池田くん、スパークルの竹村選手の3人逃げ発生。

f:id:kmtk785:20230417092305j:imagePhoto by yarii

集団はVCが完全に蓋してるのでみるみる差が開いて30秒差。誰も集団引っ張らないので仕方なく自分が前に出るが、VCの選手がピッタリ後ろについてローテ回らず。誰も後ろから前に上がってくれる雰囲気もないので丸1周ほとんど牽いて登坂区間へ。

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f:id:kmtk785:20230417092503j:imagePhoto by yarii

登り返しから藤村くんの強烈なアタック。VC横塚選手が反応。ウネくんが追走の動きを見せたので自分も反応してついていく。

f:id:kmtk785:20230417092655j:imagePhoto by yarii

直前まで牽いてたのもありまあまあレッドゾーン。登り終わりまでウネくんと一緒にいたが先頭5名に対して登りだけで差を詰めきれておらずまだ10秒程差があったため、2人で平地を埋めることと残り40kmもあることを考えると日和ってしまい、集団に戻るという最悪の判断をしてしまう。普通に考えると集団戻ったって誰も牽いてくれないんだからここでレース終わるのわかるはずなんだけどね。ウネくん合流して逃げ6名。

案の定、集団は引き続きVCが蓋してる感じ。それなら自分だってチームメイトのウネくんが逃げに乗ってるので牽く理由とかないんだけど、人数揃えてるチームがコントロールしてこれで終わりとかレース的に非常につまらないので(うちもスパークル相手にやったことあるけど…)、ウネくんには悪いけど集団を牽きまくる。あからさまに蓋されてんの分かってるんだから後方の選手も上がってきて欲しいところだけど、時折鹿屋の選手とGregoryが前に上がってくれる以外は基本的にみんな人任せ。

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チームメイトの古澤さんにもローテ回ってもらうようお願いするが、間にVCを挟んでしまうのでどうしてもローテがギクシャクしてしまい、結局ほとんど自分が牽く感じになってしまう。

f:id:kmtk785:20230417094654j:imagePhoto by yarii

f:id:kmtk785:20230417182433j:image雹が降ってきて痛い

残り2周までなんとか1分差をキープし続けるが、流石にもう追いつくのは厳しいと判断し、集団の頭は獲ってやろうと自分も牽引をやめる。

最終登坂。流石にペース上がるけど2周も休んでたのでまあ余裕。なんだけど、今までずっと後ろでツキイチだった選手たちが嬉々として踏み込んでるのを見て、その脚があるならなんで少しくらい前に出てくれなかったのかとか、9位、10位争いに徹して何の意味があるのかとか、人数揃えたプロチームがアマチュア相手にそこまでやるか?とか、色んな感情が出てきてやるせなくなってしまい完全に気持ちが切れる。

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周りの選手に対するフラストレーションは相当溜まってたけど、何より勝ち逃げに乗れるタイミングで集団に戻る選択をした自分に腹が立つ。レース前、九チャレに対してそこまで気合いが入ってないと発言してしまってたけど、そういうマインドだと大事な場面で踏ん張れないね。猛省。

チームからはウネくんが2位入賞!おめでとう。

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個人的には散々なレースだったけど、これも経験。反省は次に活かします。

JBCF 肝付ロードレース

f:id:kmtk785:20230225210659j:imageサムネ用

沖縄終わってから1月半ほどがっつりオフを取り、1月から徐々にトレーニング再開。CTLは86くらいまで戻った。

f:id:kmtk785:20230225183947j:image※レース後なんでちょいctl上がってる

E2は50kmちょいなんで、しっかり強度入れとけばこのくらいでも充分戦える。冬季の高強度トレーニングにたくさん取り組めたのはzwiftのお陰様。マーケン社員の皆様ありがとうございます。

 

f:id:kmtk785:20230215164510j:image※黄色マーカーが登坂区間

コースはほぼ平坦。1箇所登坂区間があるが勾配もキツくなく短いため(1分程度)集団減らすのは難しいか。自分はスプリンターではないので出来るだけ集団スプリントは回避したいところだが…

エントリーリスト確認すると

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なんとオープン参加で世界の藤村くんがいるではないか。

理想的な展開としては藤村くん含める少人数の勝ち逃げ集団からのスプリント勝負。さてどうなるか…

 

07:50 レーススタート

1周目は登坂終わりまでニュートラル、0.5周してからアクチュアルスタート。1周目は特に動きなく、2周目の登坂区間で10倍程度のアタックでちょっかい出してみる。

このアタックに藤村くん反応、カウンターアタックで飛んでったので自分も反応する。当然皆追ってくるが、差が開いて木村、藤村、北海道の佐藤くんとミネルバアサヒの選手の4人、かなりいいメンバーでの逃げができる。藤村くんと佐藤くんが強くてペース上がる。

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1周逃げ、10分NP5.8倍ほどのペース。これは決まったかなーと思ったが、思いのほか集団が速くて1周で吸収されてしまう。

4周目。1分登坂入口で藤村くん再びアタック。佐藤くんとUKYO REVEの森竹くん反応。森竹くんドロップして2名逃げ。

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さっきの逃げがすぐに捕まったことと残り距離を踏まえて、集団をきっちり機能させたら射程圏内でタイム差キープできると確信してたのでここは見送る。平坦区間でややお見合いになりかけてたので、『短く、強く回す』よう声掛け。登坂アタックで追いつける範囲の15秒差をキープ。逃げと集団のペースが一定になったあたりで一旦下がって休んでおく。先頭はトライクルの康選手が積極的に牽いてるようで、タイム差は広がらず縮まらずでいい感じ。

残り2周で15秒差のままであれば、登坂アタックでブリッジするつもりでスタンバイしていたが、残り3周でミネルバの選手がペースアップ。タイム差が縮まったのを察した逃げの2名が踏みやめてしまって吸収してしまう。

ラスト2周。登坂後の平坦区間ミネルバの選手が単独アタック。こちらも15秒差開いて最終周回へ。

最終登坂で集団にいる選手たちの脚を削るためにアタック。逃げていた1名を一気にパス。集団スプリントになる事はもう覚悟していたけど、ここで削っておけばスプリント前の位置取りが少しだけ安全になる。

このアタックにも藤村くん反応。被せてペースアップしてくれたのでついていく。

下りきってからやや後続と差ができていたが、多分捕まるだろうなーと考えていたら藤村くん再度アタック。いや本当つえーな。

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反応して潰す。

緩んだところで後続に吸収される。ゴールまで残り3km。ここでのポジションは集団左側。

ゴールは右コーナー明けすぐなので、最終コーナーは最短距離のイン側から入りたいところ。ペースアップで集団が縦伸びになったタイミングを利用して、集団右側にポジションをスイッチ。

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後は、多少風を受けてもこのポジションをキープ。右側ギリギリを走っておいて、アウト側から被せられないようにしておく。藤村くんが自分の前にいたので、コーナー前に外側から被せて進路を塞いでおく。(汚くて本当すみません…)スプリントの事前準備はここまで。後は踏み抜くだけ。

最終コーナー、最短コースで抜けて脚が残ってると警戒していた佐藤くんの番手からスプリント開始。絶好の位置!

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しかし佐藤くん、スプリント強烈で伸びる伸びる。かわしきれず2着でfinish。

JCLでウネくんに負けて以来、約半年ぶりにリアルレースで敗北しました。

勝って気持ちよくE1上がりたかったけど、残念。佐藤くんおめでとうございます。

そういえば副賞が後日送られてくるそうで、なんでもお肉詰め合わせだとか。今から楽しみすぎるぜ。

参照レース動画↓

https://www.youtube.com/live/gbcsNPnO3h0?feature=share

大分サイクルフェス

沖縄前の練習のつもりで特に調整とかはなく、前日も100kmほど乗り込んで参戦。翌週から東京出張なんで極力乗り溜めしておきたくて。とはいえ出走するからには当たり前だけど優勝狙い。

エントリーリスト見て警戒していたのはVC福岡の岩切さん。当日聞いた話だと腰を痛めてたらしく、万全のコンディションではなさそう…

少し残念だけど、2018年の沖縄140km優勝の実績がある選手なので、油断は禁物。

コースは、スタートしてすぐに30秒登って、公園敷地内の道幅が狭いコースを抜けて、下り終えたら180℃ターン→1分半程度の登坂。一周6分程度の周回コース。

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エンデューロだし、1周目から中切れ起きる可能性大なコースなんで、スタートは極力前方に並ぶ。

f:id:kmtk785:20221005201208j:image大体100人くらい?

登りスプリント勝負になるのは予想できるから、先頭にさえ残れば勝てる可能性はかなり高いんだけど、今日のテーマは脚を使って勝つこと。ここでセコく走って勝ったって沖縄では通用しない。

14:00 レーススタート

スタート同時にUKYO RAVEの選手たちが一斉に飛び出す。絶対オーバーペースなんだけど自分も便乗。自分が乗ったらみんな追ってくるだろうし、人数減ったら安全だし。

スタート前、岩切さんが集団後方に並んでるのを確認してるので、1周目から自分もガンガンペース上げたいんだけど、初見コースなんでとりあえず様子見。無茶して落車したら最悪だから…

UKYO RAVEがいい感じのペースで走ってくれるお陰で縦伸びした集団のまま180℃ターン→登坂へ。ペースが落ちたので自分が先頭まで上がって集団のペースを上げる。集団後方にいたらかなりしんどいだろうから、ここで岩切さんに喰らわせてやろうと思ったら、いつの間にかポジション上げてる。流石。

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1周で15人まで集団絞れ、2周目以降は特に動きなく、岩切さんと自分で登坂のペース作って集団を削っていく。後ろが反応できる程度のアタックを登坂のたびに繰り返す。

ラスト3周、5人の先頭集団からミネルバの中村選手と自分が登坂で少し抜け出す形に。自分としては別に逃げる必要はなかったんだけど、あえて中村選手に『後ろ離れたけどそのまま行けますか?』と聞いてみる。協調して逃げたい風を装ってるけど、本当の狙いは実力が未知数な中村選手の脚の残り具合、脚質を確認すること。

『あんまり脚残ってない!』と、言いつつペースアップには乗ってくれたので、スプリンター系の選手じゃないことをここで確信。スプリント狙いなら5人しかいない集団から無理に抜け出す必要ないし、ここでペースアップの選択肢はないなと。岩切さんも追いついてきて3人。

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逃げというより先頭集団なんで、後ろは一切気にせずに走る。

中村選手にスプリントがないと仮定すると、このままゴールまで行けば勝利濃厚なので、抜け出しにだけ注意して3人で最終登坂へ。狙いどおりスプリントで勝利。

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無茶苦茶賞品豪華でした。

俺、イザナギ似合うかなぁ。

JBCF 椿ヶ鼻ヒルクライム

f:id:kmtk785:20220830112844j:imagephoto by ko-he-

JBCF2戦目。初戦の広島はサドル折れてリタイアだったのでリベンジマッチ。

後半15%前後の激坂が続く、コースプロフィール的に戦略とか駆け引きとかがあんまり成り立たない感じ。なので今回はレースレポと本番迎えるまでの準備を半々で書こうかな。

7月から沖縄を意識したトレーニングを開始。しっかり食べてたくさん走るようにしてた。

乗り込んだら勝手に体重落ちるだろうとタカを括ってたが実際にはそう上手くいかず、8月初旬の段階で59kg。椿ヶ鼻狙うならもう少し絞りたいところ。

沖縄前の夏に減量なんかやるもんじゃないんだけど、出るからには負けたくないから20日間だけヒルクライムを意識したトレーニングをしようと割り切ることにする。

具体的にはL4〜5あたりの領域で10〜30分走がメイン。強度高めのメニューがこなせるように距離を乗り込む事はあまりせずに、疲労がある日は200w程度で脂肪燃焼を兼ねた回復走。あとは食事制限で絞り上げていく。

食事は主にこんな感じ。

朝食:納豆卵かけご飯(米やや少なめ)+味噌汁+めかぶ

昼食:ざる蕎麦(梅そうめん)+茶碗蒸し

15時のおやつ:プロテイン

夕食:日によって変わるが、緑黄色野菜と鶏むね肉中心のサラダ+デザートにドライフルーツやヨーグルトなど。

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計1600kcalくらい。普段とそこまで変わらない食生活だけどボリュームを落としてる感じ。徐々に体重落ちてきて、56.3kgまで絞った。

次に、参加者の中から要注意選手をリサーチ。混走なのでE2、E3の選手を全員調べてみる。

登坂力がありそうなのは、Roppongi Expressの奥田選手(E2)と、soleil de lestの野田選手(E2)

奥田選手は去年の富士ヒルを1時間3分台と好タイムで完走しているが、ウェイトもそれなりにあるようなので椿ヶ鼻の斜度では不利か。一方野田選手は3年前の大星山E3をかなり好タイムで優勝している選手。今年の伊吹山ではあまり調子が上がってなさそうだったが、かなりの軽量級の様なので激坂は得意なんじゃなかろうか。最後はおそらくこの2選手との勝負になると予想する。

自分の方の作戦はいつも通り。遅れないように周りのペースに合わせていって、最終1分〜30秒あたりでのアタック勝負。山岳のアタック勝負はアマチュアでは今まで負け無しなので、千切られなければほぼ勝てると踏んでる。

千切られる可能性があるとすれば、下り区間の後にくる最後の激坂なので、そこまでに脚を溜めておきたいところ。

8:55 レーススタート

序盤は集団のペース上がらずまったりと距離を消化していく。野田選手が飛び出すシーンがあったが、本気で逃げる感じではなく程なくして吸収。

中盤にかけて徐々にペースが上がり人数が減っていく。が、しんどいペースでもないので自分にとっては美味しい感じ。下り区間の10数秒で全快できたのでほぼサラ脚でラストの激坂区間に突入。この時点で先頭5名。

Roppongi Express:奥田選手(E2)

soleil de lest:野田選手(E2)、赤松選手(E3)

VC福岡:竹内選手(E2)

GINRIN:木村

野田選手が積極的にペースを作るので合わせて付いていきつつ、周りの選手の表情を観察。みんな割と限界近そう。

ゴール直前は道幅が狭くなり、他カテゴリーの選手と絡む可能性があるため早めにアタックして突き放す。

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追いつかれる事なく優勝。

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狙ったレースで勝てて一つ肩の荷が下りた。実業団カテゴリーってもっと殺伐としてるもんだと思ってたけど、意外と和気藹々としてて楽しかったな。

減量も終わったので、あとは11月の沖縄に向けて集中して仕上げていきます。